代表取締役社長 大津賀保信

代表取締役社長
大津賀 保信

株主の皆様の日ごろからのご理解とご支援に厚くお礼を申し上げます。当社グループの第81期(2023年5月期)における業績をご報告申し上げます。

売上高は45,101百万円(前期比3.8%増)となったものの、円安及びエネルギーコストの大幅アップによる原材料費及び水道光熱費の増加、並びに減価償却費及び研究開発費の増加により、経常利益は5,169百万円(前期比23.2%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3,600百万円(前期比22.9%減)となりました

第82期(2024年5月期)も毎年の薬価改定、円安やエネルギーコストアップに伴う原材料費及び水道光熱費の増加などにより、引き続き増収増益を見込んでおります。将来の収益改善対策として、国内はもとより米国、中国など海外展開を重要視し、積極的な設備投資を考慮しながら業績の回復を目指します。

海外展開については、2023年8月に米国においてジェネリック医薬品1品目目の承認を取得いたしました。中国ではジェネリック医薬品の申請を準備中です。

国内では、「第十製剤棟」と「総合研究センター」の建設を進めております。これらの投資によって、「原薬、ジェネリック医薬品、OTC医薬品、製造受託、健康食品」の製造・仕入販売、海外展開に力を入れる「全方位ビジネス」を進め、中期経営計画2025の目標達成を目指します。

目標とする「100年企業となるべく、社会からの要請に誠実に応え、生命関連企業としての責任を自覚し、社会的責任を果たすためにCSRに係る取り組みを強化し、全社一丸となって精励してまいります。2023年8月29日に、2023年CSR報告書を当社Webサイトに掲載しております。

今後も株主や投資家の皆様には一層のご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。

代表取締役社長 大津賀 保信